確定申告をすることで税金が戻ってくる

会社に勤めていると税務上の手続きは総務がしてくれるので、ほとんどの場合気にしたことがないかもしれません。
しかし、パートやアルバイトをしていて途中で辞めた場合や複数の仕事を掛け持ちしているなら確定申告が必要になってきます。
確定申告と聞くと、会社をしている人や自営業の人が思い浮かびます。
ところが、確定申告をすることで所得税が還付されることがあるのでお得なのです。
また、国民健康保険や住民税が安くなる場合もあるのでキチンと申告することが大事になります。
では、もう少し詳しく調べてみましょう。

12月の年末調整

一年間会社で働くと12月に年末調整をもらうことが出来ます。
その前に、一年間支払った保険などの費用を記入して提出することで控除を受けることが出来るのです。
もし、毎月給料から所得税がひかれていて、手元に年末調整が無いなら確定申告をすることで払いすぎた税金が戻ってくる可能性があります。
今はインターネットで申請用紙に記入して、郵送で申告できるので簡単です。
初めての場合は、慣れないので時間がかかるかもしれませんが、お金が戻ってくることを考えると頑張る価値があります。

手元に必要な書類を用意する

まず、手元に必要な書類を用意します。
一年間の収入がわかるものと、控除の対象になる国民年金、健康保険、医療保険や生命保険などの領収書を用意するのです。
一年の終わりに保険会社から支払った証明書が届いているはずですのでもう一度確認します。
申告書を提出する時に一緒に提出する必要書類があるので注意が必要です。
控除が多ければ多いほど、税金が還付される確率が高くなりますので忘れずに記入します。
副業での収入が20万を超える場合にも忘れずに含める必要があります。
自宅で仕事をしている場合、パソコンやインターネットの費用などを経費の一部として申請することも出来るのです。

普段からレシートや領収書は取っておく

それで、普段からレシートや領収書は取っておく必要があります。
また、病気がちで医療費がかなりかかっている場合も減税の対象になってくるので、やはり領収書は保管しておくことが大切です。
お金の管理は大変に思えますが、普段からしっかり管理しておくなら確定申告の時も慌てることなくスムーズに処理をすることが出来ます。
事前に税務署に行ってパスワードとIDを取得しているなら、郵送ではなくインターネット経由で申告書を提出することも可能です。

払いすぎた税金を国の方から返してくれることはない

覚えておきたい点は、払いすぎた税金を国の方から返してくれることはありません。
国はそこまで親切ではありませんので、自分の方から行動する必要があるのです。
もちろん、追加で税金を支払うことになる場合もありますので、その場合はしっかり納めましょう。
また、毎年いろいろな減税が発表されますが、気が付かない人がほとんどです。
知らないと得することが出来ない情報ですが、大々的に宣伝をすることはまずありません。
それで、自分で減税の対象になっていることがないか調べたり確認したりすることが大事です。
知らなかったら損をしてしまうのです。
今は便利な時代ですから、インターネットを活用して簡単に調べることが出来ます。
それでも、本当に必要な情報は簡単には見つからない場合もありますから、あきらめないで調べましょう。

まとめ

まとめてみますと、一年間収入があって会社が確定申告をしてくれないなら、自分で申告をする必要があります。
収入が少なくてしなくてもいいと言われることがありますが、所得税を払っているなら還付される可能性があるので申告した方がいいです。
更に、仮に還付されないとしても次の年の税金や保険代が安くなる可能性がありますので、申告をしておくほうがお得になります。
それで、結論として忘れずに申告をするようにしましょう。