vol154itoいとう・たけし/デザインコンサルタント
1975年生まれ。明治大学法学部を卒業後、外資系広告代理店を経て、2001年にデザイン・コンサルティング会社「asobot(アソボット)」を設立。主な仕事として、04年にジャーナル・タブロイド誌「GENERATION TIMES」を創刊。06年にはNPO法人『シブヤ大学』を設立し、グッドデザイン賞2007(新領域デザイン部門)を受賞する。また、東京外国語大学・大学院総合国際学研究科の「平和構築・紛争予防専修コース」では講師を務め、広報・PR等のコミュニケーション戦略の視点から平和構築を考えるカリキュラム「ピース・コミュニケーション」を提唱している。これまで企画、編集した書籍に『earth code――46億年のプロローグ』『survival ism――70億人の生存意志』(いずれもダイヤモンド社)、『被災地デイズ』(弘文堂)がある。

第1回「伝えたいことを、伝わる形に」



今回のゲストは、asobot inc. 代表の伊藤 剛(いとう・たけし)さん。ジャーナル・タブロイド誌『GENERATION TIMES』編集長や、NPO法人「シブヤ大学」の理事を務めています。「伝えたいことを、伝わる形に」をコンセプトにしている伊藤さんの活動について詳しく伺いました。
『BRAND NEW COSMOPOLITAN』では、メルボルンの日本語教師、渡辺発帆さんと早川洋平の対談音声の一部をお送りいたします。

第2回「旅するように日常を生きる」


起業家への憧れを抱いたことはこれまで1度もなかったという伊藤さん。学生時代に海外をバックパッカーして感じたことや、会社の肩書にとらわれない自分の在り方を模索した結果、見えてきたものとは?
「教えて早川さん」では、「文章力の磨き方や、人の心を打つ文章の書き方を教えてください」という質問にお答えいたします。

第3回「戦争観のアップデート」


『なぜ戦争は伝わりやすく 平和は伝わりにくいのか』という本を出版されている伊藤 剛さん。現代人の戦争観について聞いていくうちに、コミュニケーションには「同じイメージの共有」が重要だということがわかってきました。
「ヨイコトヨイモノ」のコーナーでは「肩の痛みから解放されるグッズ」をご紹介します。

第4回「表現で社会のことを伝えるアプローチ」


「ISのパリやレバノンのテロによって、世界は違うフェーズに入った」という伊藤さん。日常と戦争が限りなく密接している現代で考えるべきこととは? asobot inc.のキーワードのひとつである「社会性✕クリエーション」の原点になったもの、表現で社会のことを伝えるアプローチに気づいたきっかけについても伺いました。
「教えて早川さん」のコーナーでは「海外で、現地の友達を作る方法教えて下さい」という質問にお答えします。

自分の『偏り』を認識する

個性的な店が軒を連ねる東京、渋谷のキャットストリート。その一角に、僕が今回訪ねた「asobot inc.」があります。「伝えたい気持ち」を「伝わる形」にデザインするコンサルティング会社で、さまざまな分野の企画やプロデュースを手がけています。代表の伊藤 剛さんは、ジャーナル・タブロイド誌『GENERATION TIMES』の編集長や、NPO法人『シブヤ大学』理事を務める他、主な著書には『なぜ戦争は伝わりやすく 平和は伝わりにくいのか』(光文社)などがあります。

僕は情報を発信する立場であり、同時に受け手でもあるため、自分たちがどのように情報やメディアと接するべきなのか、ぜひ伊藤さんに聞いてみたいと思っていました。伊藤さんは、「メディアには偏っているとか、公平ではないという議論がつきものですが、実は僕ら自身も偏っているんです。それを客観的に認識できるのかどうかは、非常に重要だと思います」と話します。

「心理学のことばで認知的不協和というのがあります。人はじぶんの都合のいい情報だけ集めるように脳みそができてしまっているんですね。たとえば、iPhoneとアンドロイドのどちらにするか悩んで、後者を買ったとします。そうすると、買った後にiPhoneを絶賛するレビューがあっても、自分の選択を否定することにつながるので、見たくなくなります。そして、自然とアンドロイドを賞賛する情報を仕入れることになるわけです。自分の状態が不安にならないように脳みそがセーブしているわけですね。
結局、僕らはすべての情報を机の上に並べて、自分の嗜好性に合うように取り入れる傾向があるんです。自分のスタンスと違う情報を入れるとかなりストレスじゃないですか。なので、自分も偏っているということをまず認識しないといけないなと思います」

ふだん、テレビや新聞や雑誌などを見て、「この情報は偏っているんじゃないか」と思うことはあっても、自分自身のスタンスや嗜好性といったものから生まれる偏りを認識している人は少ないのではないでしょうか? その解決策のひとつが本編で語られていますので、ぜひ続きもチェックしてみてください。

《今回の耳のつけどころ》
□「伝える」と「伝わる」の間を埋めるために必要なこと
□答えを見つけることより、「何を考えるべきか」が重要
□なぜ戦争は伝わりやすく 平和は伝わりにくいのか?
□肩書にとらわれずに自分をプレゼンする

上記本編には載せきれなかったゲストとの秘蔵ショートトークは、キクマガオーディオメンバー(無料)に登録いただけるとお楽しみいただけます。

LINEで送る
Pocket